完成していく過程には様々な技術があります
隠れた力、その職人技を ■ 黒
そして、デザインの力で生まれ変わり
皆様の元へと香り漂う ■ 香
伝統文化を継承する
京都の力を導く伝道師でありたい ■ 師
着物に携わる職人技をより広い分野に活かしたい!という想いから立ち上げたのが黒香師工房です。和装の流通だけではなく、受け継がれてきた伝統の技を活かしながら新しいデザインと融合させたものづくりをご提案しております。伝統産業の事業者や職人とタッグを組み、個々の強みを最大限に引き出し連携することを望みます。変わり続ける新たな時代に合わせてアプローチして参ります。
》織
京都の西陣織は、先染めの織物で絹糸を用いて、経糸(たていと)を張りその間に緯糸(よこいと)入れて模様をつくっていきます。その日の温度や湿度で変わってしまう繊細なものです。生地としては、企画・製紋工程・図案つくり・デザイン・原料の準備工程・機(はた)の準備工程・製織工程、そして仕上げの工程となり、織るところから約 3 ヶ月以上の月日をかけて作りあげます 。糸と糸、人と人の交わりの中から生まれていく生地は、美しく艶やかで心動かされます。
》染
オリジナル柄の丹後ちりめん金銀通し技法で織った白生地をさらに、浸染(しんぜん)という技法で染め上げます。浸染は染色物を染液に浸して染める技法です。地模様が引き立ち金糸銀糸がとても上品に輝いてくれます。職人の熟練から生まれる絶妙な色の配合により仕上がる生地は、美しく深みを感じます。
織と染また異なる技法それぞれの特徴の良さがあります。弊社はその職人たちの伝統的な技法を活かしながら、オリジナルの色やデザインをプラスします。様々なアイデアを考え伝え続けることが私たちの出来る「コト」だと思っております。従来の用途にとらわれない「モノ」づくりを心掛けて参ります。